「第2回定期演奏会」開催にあたって

日本よし笛協会会長 西川嘉廣
 日本よし笛協会が発足して、この4月で1年になります。この間に、よし笛が“ご縁”で、ずいぶん多くの方がたとの出会いがありました。

 各地の公民館の熟年講座で、ヨシ刈りで、お月見の夜に、音楽会で、遊覧船上で、町づくりの人びとと…。それぞれの場面で、協会加盟のグループたちが、日ごろのレッスンの成果を聴いていただきました。“環境音楽団体”をうたう私たちは、環境ミニ講座でヨシ原の保全などを訴えました。

 よし笛の仲間もふえました。個性の音色を出そうと夫婦で、仲良したちで、ユニットも誕生しました。入門者のための教室もにぎわっています。

 『びわ湖児童よし笛アンサンブル』は、協会発足後、最初の大きな取り組みでした。今回の定期演奏会の特別ゲストにお招きした、元京都市交響楽団首席オーボエ奏者・呉山平煥さんと出会ったことも幸せでした。後進の指導や演奏活動などの忙しい時間を割いて、子どもたちの指導に大きな力を貸してくださいました。

 今秋、滋賀県で「全国豊かな海づくり大会びわ湖大会」が催されますが、これに先だち、びわ湖ホールでおこなわれたプレイベントのオープニングで、子どもたちは堂々とよし笛を演奏し、大きな拍手をあびました。

 『びわ湖児童よし笛アンサンブル』は、また{第2回たたえあう交流会}(主催:湖国まるごとエコ・ミュージアム推進会議、滋賀県)で、銀メダルにあたる「まるエコ奨励賞」を受賞しました。受賞理由は「やさしい音色で、自然にやさしい心を育てよう」という取り組み姿勢と活動ぶりが高く評価されたのです。

 メディアにも再三とりあげていただいたこともあって、九州各地、島根の益田市などへよし笛が“お嫁入り”していきました。このほど、「第3回学校自慢エコ大賞」を受賞した横浜市大道小学校では、森・川・里・海をつなぐ自然再生とラムサール条約登録地をめざす実践活動のなかで、びわ湖のよし笛を演奏する活動も評価のひとつだったということです。

 やさしい音色のよし笛なのに、すごいパワーを秘めているのだということに、改めて驚いています。中国新疆ウイグル市のラウプ演奏の第一人者、ウメル・メメット氏までもこの演奏会に引き寄せました。呉山先生の労によりますが、よし笛の“ご縁”は、ついに国境を越えました。今後、フランス人学校とびわ湖児童よし笛アンサンブルとの交流も計画しています。

 2年目の協会の活動は、さらなる展開を見せるものと確信し、期待しています。
 よし笛音楽を愛する皆さんのご支援をお願い申しあげます。

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